警棒で犯人のサバイバルナイフに立ち向かった警官がいたそうだ。
警官は普段挌技を訓練しているから、立ち向かえるのだろう。 な~んにも訓練したことのない一般人が、奇声を発しながら刃物振り回す基地外顔に出くわしたら、とっさに何か反抗できるとは思えない。
落ち着く時間が必要だと思う。 で、同志をつのって手持ちのバッグでも何でもぶつけて、ひるませて動きを止めさえできれば、どうにかなるかもしれないけど、個別に逃げまどってる状態では犯人の好き放題だろう。
何故警官が発砲しないのかと非難するブログもあったけど、歩行者天国では流れ弾の二次被害を心配しなくちゃならないから、至近距離からでなくては無理だろう。 警棒でチャンバラに持ち込み、犯人の動きを止めることができたのだから、警官の勇気と鍛錬を褒めてやりたい。
テロや一方的暴力に一般人がどう立ち向かうかと考えるとき、UA93を思い出す。 機内の搭乗客が組織だってテロリストに対抗し、のっとられたUA93便がターゲットに体当たりするのを妨げた実話を映画にしたものだ。 一般人が自発的に緊急組織を作り、対応方法を検討して、即座に実行する。 そこにはリーダーシップが必要だ。 しかし言いだしっぺにだって、必ず同志が現れるという確信がなければテロリストの銃口を自分にだけ向けさせるかもしれない行為はなかなかできなかろう。 アメリカが羨ましいと映画を観て思ったものだ。
数年前に中国地方で、学生が包丁持ち込んでバスジャックをした事件があった。 非常口から逃げ出した男性客が非難されたり、運転手が急ブレーキをかけるか何かに衝突して犯人を転ばせればどうにかできたのではないと、事後の意見が相次いだ。 警察が説得するほどの時間があったのだから、恐怖に駆られて思考停止したままだったとはいえないだけに、男性乗客の臆病さが哀れだった。
自分ならどうしたろうか。 UA93やそのバスに乗り合わせていたら、秋葉原の歩行者天国を家族と歩いていたら。
きっと、そんな時はまず隣にいる男に声をかけてみるだろう。 どうかその男が、「よし、やろう、」と言ってくれますように。
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by izadlo
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